凍結胚の保管料はいくら?費用の目安を分かりやすく解説

医者と電卓やお金などのイラスト

凍結胚の保存を続けるにあたり、「保管料はいくらかかるのか」「毎年支払う必要があるのか」と気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、凍結胚の保管料の目安や保険適用の条件、更新時に確認したいポイントを分かりやすく解説します。

凍結胚の保管料はいくら?

はてなマークの吹き出しの人形

凍結胚の保管料は、保険診療か自費診療かによって大きく異なります。

保険診療の場合

保険診療では、凍結時に「胚凍結保存管理料」がかかり、原則としてその後1年間の保存と医学的な管理の費用も含まれます。
また、2年目以降も保存を続ける場合は、年1回「胚凍結保存維持管理料」が必要です。

2026年度の診療報酬に基づく、3割負担の場合の目安は以下の通りです。

保管料内訳 3割負担の目安
胚凍結保存管理料(凍結時・1個) 15,000円
胚凍結保存管理料(凍結時・2~5個) 21,000円
胚凍結保存管理料(凍結時・6~9個) 30,600円
胚凍結保存管理料(凍結時・10個以上) 39,000円
胚凍結保存維持管理料(2年目以降・年1回) 10,500円

診察料などが別途かかる場合があるため、実際の支払額は医療機関へ確認してください。

自費診療の場合

保険の適用条件を満たさない場合、保管料は全額自己負担となります。
自費診療の更新料は年間30,000~60,000円程度が目安ですが、料金は医療機関によってさまざまです。

料金が変更される場合もあるため、最新の金額と料金の計算単位を保管先へ確認しましょう。

凍結胚の保管料を確認するときのポイント

 

洗濯ばさみとPOINTの文字

凍結胚の保管料は、表示されている金額だけでは正確に比較できません。
初回費用に含まれる内容や料金の計算単位、保険適用の条件まで確認することが大切です。

初回費用と更新料を確認する

自費診療では、初回費用に含まれる保管期間が医療機関によって異なります。

更新日や次回の支払時期に加え、診察料、書類送付手数料、振込手数料などの有無も確認しましょう。

料金の管理単位を確認する

自費診療の料金は、胚1個ではなく、保存容器の本数や採卵周期を単位として計算される場合があります。

同じ個数の胚を保管していても、周期ごとに更新料が発生すると、その分費用負担が大きくなるでしょう。

料金表を見る際は、「胚1個」「保存容器1本」「採卵1周期」など、どれを基準としているかを確認してください。

保険が適用されるか確認する

本人とパートナーに不妊治療を続ける意思があり、治療計画に基づいて凍結保存を継続する場合は、保管料に保険が適用される可能性があります。

一方、妊娠・出産などによって治療を中断している期間は、本人たちの希望による保管として自費になるのが原則です。

保険適用の可否は治療状況によって異なるため、更新前に保管先の医療機関へ確認しましょう。

凍結胚の保管を更新するときの注意点

白い瓶の医薬品

凍結胚の保管を更新する際には、以下の点に注意しましょう。

保管期限と手続き方法

凍結胚保管の更新には、申請書や同意書の提出と保管料の支払いが必要です。
本人に加えて、配偶者やパートナーの署名を求められることもあり、手続き方法も来院、郵送、Web申請などさまざまです。

更新案内を行わない医療機関もあるため、凍結時に受け取った書類で期限と受付期間を確認し、住所や連絡先を変更した場合は早めに届け出ましょう。

期限切れや返金の取り扱い

期限までに書類の提出や入金が完了していない場合、保管を継続する意思がないと判断され、凍結胚が廃棄される可能性があります。

採卵日や凍結日、月末など、保管期限の基準日は医療機関によって異なり、追加の保管料が発生することもあるため、期限切れに気づいたらすぐに連絡しましょう。

また、更新後に胚移植や廃棄を行った場合、支払った保管料が返金されないことがあります。
手続き前に、返金条件や途中解約の扱いを確認してください。

保存期限や廃棄手続きについては、「凍結胚の廃棄・延長手続き、保存期限について分かりやすく解説」でも詳しく紹介しています。

関連リンク:凍結胚の廃棄・延長手続き、保存期限について分かりやすく解説

 

転院する場合は保管料以外の費用もかかる

女性の医者のイラスト

凍結胚を保管したまま転院する場合は、転院元の持出(出庫)手数料、転院先の持込(入庫)手数料、専門業者への輸送費用がかかります。

国内輸送における持出・持込手数料は、それぞれ22,000~55,000円程度が目安ですが、医療機関によって金額は異なります。
さらに、凍結胚を極低温に保つ専用容器ドライシッパーの利用料や、輸送距離に応じた交通費なども必要です。

転院を検討するときは、現在と転院先の年間保管料だけでなく、持出・持込手数料と輸送費を含めた総額で比較しましょう。

CryoSend(クライオセンド)では首都圏内の輸送を77,000円で承っており、医療機関との連絡や日程調整も含めて凍結胚の輸送をサポートしています。

凍結胚の保管料に関するよくある質問

よくある質問と書かれた紙

凍結胚の保管期間や費用の扱いは、医療機関によって異なります。
疑問がある場合は、保管先の規定を確認しましょう。

凍結胚は何年まで保管できますか?

保存できる年数は医療機関の規定によって異なり、1年ごとに更新しながら保管を続ける方法が一般的です。
2024年度の診療報酬改定で、保険診療における3年間の算定上限は撤廃されましたが、医療機関が独自に保存年数や年齢などの条件を設けている場合があります。

凍結胚の保管料は医療費控除の対象ですか?

不妊治療の一環として必要な凍結胚の保管料は、医療費控除の対象になる可能性があります。
保険診療か自費診療かだけで決まるものではなく、治療を目的とした費用かどうかが判断のポイントです。
確定申告に備え、領収書や診療明細書を保管しておきましょう。

保管料を支払わないとすぐに廃棄されますか?

期限後の取り扱いは医療機関によって異なり、すぐに廃棄されるとは限りません。
期限を過ぎた場合は、保管先へ速やかに確認してください。

凍結胚の保管料と更新期限を確認しよう

黒いバインダーとチェックリスト

凍結胚の保管料は、保険・自費の区分や医療機関の料金体系によって異なります。
保管を続ける場合は、料金と併せて更新期限や手続き方法も確認しましょう。

転院に伴う凍結胚の移送は、費用面だけでなく医療機関との調整など不安な点も多いかと思います。
CryoSend(クライオセンド)では、医療機関との連絡や日程調整から安全な輸送までワンストップでサポートしています。
「まずは費用感だけ知りたい」「移送の流れを確認したい」という方も、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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