検体を輸送する際には、実績豊富な専門業者に依頼することがおすすめです。CryoSend(クライオセンド)では、医療機関や民間企業、大学の研究室の移転に伴う検体輸送サービスを提供しています。

検体輸送(細胞輸送)とは

検体輸送(細胞輸送)サービス

検体とは、血液や細胞など、人体から排出されたもの、採取されたもののことです。それらを輸送することを検体輸送といいます。

検体輸送(細胞輸送)は温度管理が重要

検体輸送(細胞輸送)とは

検体輸送には、徹底した温度管理が求められます。
輸送する検体によって、凍結・冷蔵・室温・常温など、さまざまな温度条件下での輸送が必要です。
温度管理の方法としては、以下のようなものが挙げられます。

ドライアイス

ドライアイスは、二酸化炭素(炭酸ガス)に圧力をかけて固体化させたものです。
ドライアイスの温度はマイナス79度と低く、溶けたとしても液体にはならず、気化するという特徴があります。
ドライアイスは冷凍食品やアイスクリームなどの輸送にも用いられており、日常生活でも目にする機会の多い温度管理の方法です。

液体窒素

検体の輸送には、冷却された窒素の液体(液体窒素)とドライシッパーと呼ばれる専用の容器が用いられるケースが一般的です。
液体窒素とドライシッパーを用いることで、マイナス150度以下の極低温状態を長い期間維持することができます。
ドライアイスよりも、温度が安定しやすいのもメリットです。

温度ロガー装備

温度ロガーとは、温度計に記録機能(データロガー)が備わった測定器のことで、「温度記録計」と呼ばれることもあります。
空間の温度を長時間に渡って記録するため、検体輸送中の温度監視に役立ちます。

温度・湿度調整が可能なトラック

陸路で検体を輸送する場合に必要なのが、温度と湿度の調整が可能なトラックです。
冷蔵室や冷凍室を備えたトラックは、食品の輸送にも用いられています。

研究室の移転に伴う検体輸送(細胞輸送)も可能

研究室の移転に伴う検体輸送(細胞輸送)も可能

CryoSendでは、医療機関や民間企業、大学の研究室の移転に伴う検体輸送サービスを提供しています。
もちろん、検体だけでなく、フリーザーやその他の機器も含めた「研究室まるごと」の移動についてもサポートさせていただきます。
CryoSendには、サンプル1個から何万個に至るまで、さまざまな規模の輸送を行ってきた実績があります。検体や研究機器の輸送については、国内・海外を問わず引き受けることが可能です。過去には、アメリカのボストンから西日本まで、遺伝子組み換えマウスの精子を50,000バイアル輸送した経験もあり、様々なケースに対応が可能です。

検体輸送にかかる全業務をサポート

検体を輸送するためには、徹底した温度管理を行う必要があります。
まずは、保冷剤や緩衝材、ドライシッパーや液体窒素、温度ロガーなど専用の輸送容器、資材を集めなければいけません。
また、液体窒素は航空法上の危険物にあたります。国際航空運送協会(IATA)の規定に準じて適切に梱包されたドライシッパーであれば持ち込みが可能ですが、梱包作業にも手間がかかる上に、空港や航空会社に提出する書類の作成が必要です。

CryoSendなら、最初から最後まですべての業務をお任せいただけます。輸送の全行程を調整するのはもちろん、必要な資材や容器、トラックなどの用意も可能です。
航空会社や空港に提出する書類の作成や手続きについても、CryoSendが代行いたします。

臨機応変な輸送に対応

輸送時には、検体の適切な取り扱いが求められます。
また、何かトラブルが発生した場合には、臨機応変に対応しなければなりません。
CryoSendでは、経験豊富な専門スタッフと信頼できる輸送パートナーとの提携により、お客様の検体を適切な状態で安全に輸送いたします。

徹底した温度管理を実現

検体輸送には、徹底した温度管理が求められます。
CryoSendでは、温度・湿度を調整できるトラックの手配や、業界最高水準の輸送容器ドライシッパーの使用など、輸送の全行程において徹底した温度管理を実現しています。
当社のドライシッパーは、最大21日間一定の温度を保つことができ、細胞品質低下や損傷のリスクを最小限に抑えることができます。
ドライアイス輸送法では不可能な温度面での安定性を可能とし、温度ロガーによる監視も可能です。