ハンドキャリー輸送とは、荷物を迅速かつ確実に目的地に届けるために、専任スタッフが機内や車へ輸送物を手荷物として輸送する方法です。
急を要する緊急輸送、厳格な温度・品質管理が必要な生体試料輸送などでは、ハンドキャリーをぜひご検討ください。
この記事では、ハンドキャリー輸送の特徴やメリットについて解説します。
ハンドキャリー輸送とは
ハンドキャリー輸送とは、緊急性の高い輸送物や特別な取り扱いが必要な荷物を、専門のスタッフが手荷物として運び、目的地まで迅速かつ確実で安全に届ける輸送サービスです。
国内だけではなく、国際間のハンドキャリー輸送の需要も高くなっています。
ハンドキャリー輸送の特徴
ハンドキャリー輸送の主な特徴は、以下の通りです。
専門スタッフによる運搬
ハンドキャリー輸送では、専門スタッフが手荷物として機内に持ち込み、目的地まで搬送します。
専任のスタッフが管理しやすいように、荷物は始終専門スタッフの目の届く範囲内にあるため、輸送中の紛失や損傷のリスクを大幅に減らすことが可能です。
また、専任スタッフは荷物の輸送に関する税関やX線免除などの手続きを代行します。
国際ハンドキャリーでは通関書類の作成等もスタッフが対応するため、依頼主様にかかる手間や時間を削減し、スムーズな輸送ができるのが魅力です。
徹底した温度管理
ハンドキャリー輸送における徹底した温度管理も、重要な特徴の一つです。
特に、低温・極低温での輸送が必要な凍結胚や細胞、特殊医療サンプル、治験薬などの輸送では、マイナス150度以下での輸送が可能な「ドライシッパー」が使用されます。
ドライシッパーとは、生体試料サンプル等を極低温で輸送するための専用容器のことです。
容器内にある吸着剤という特殊なスポンジに液体窒素を充填させることで、容器内を気相状態でマイナス150度以下の温度に保つことができます。
CryoSend(クライオセンド)のドライシッパーは、最低でも1~2週間の期間で一定の温度を保つため、凍結胚や細胞の品質低下や損傷のリスクが低減されます。
輸送中の温度を監視するためのデータロガーも備え付け、輸送中は専門スタッフが確認及び管理をいたします。
ハンドキャリー輸送のメリット
ハンドキャリー輸送のメリットは、以下の通りです。
安全性の高さ
ハンドキャリー輸送は、他の輸送方法に比べて安全性が高く、紛失や損傷のリスクを最小限に抑えます。
また、搬出から搬入を同一のスタッフが行うため、安全性が高くお客様の大切な輸送物を紛失することはございません。
CryoSend(クライオセンド)は創業15年、国内外へ2,500件以上のドライシッパーを用いた凍結胚などの細胞輸送実績があります。
2009年に創業以来、安全性の高いハンドキャリーの専門業者として、これまでに無事故でお客様の大切な検体を安全に輸送してきた実績があります。
輸送時間の大幅削減
ハンドキャリー輸送は、他の輸送手段に比べて輸送時間を大幅に削減することが可能です。
手荷物として機内持ち込みを行うため、通常の貨物便よりも迅速な輸送ができるのです。
緊急性の高い輸送や時間指定輸送の場合、ハンドキャリーは大きなメリットがあると言えるでしょう。
通関手続きの簡素化
ハンドキャリー輸送を利用することで、通関手続きが簡素化されるというメリットもあります。
専任のスタッフが代行できる手続きもあるため、輸出入に関わる複雑な手続きや書類作成の手間が省けます。
また、輸送する荷物は個人の手荷物として扱われるため、通関プロセスが迅速化され、目的地までの到着がさらに速くなるケースもあります。
ハンドキャリー輸送は専門業者に依頼しよう
ハンドキャリー輸送を最大限に活用するには、その分野の専門業者に依頼することが重要です。
CryoSend(クライオセンド)は、ドライシッパーを用いた極低温輸送を専門としています。
国際的な輸送規制や手続きにも精通しており、問題やリスクは事前に回避することが可能です。
依頼主様の細かなニーズや要件をうかがったうえで、輸送計画の立案から通関手続きのサポート、リアルタイムでの進捗状況の報告まで、一貫したサービスを提供いたします。
信頼性の高い確実な極低温輸送を提供いたしますので、ハンドキャリー輸送をご検討の方は、ぜひお気軽に電話やメール、LINEでご相談ください。