凍結胚の輸送で気になるのが費用です。

凍結胚の輸送費用はクリニックや輸送方法、依頼する専門業者によって異なります。自己輸送によって費用を抑えることも可能ですが、凍結胚の輸送はリスクを伴うものです。

費用の目安を把握し、輸送法についてしっかりと検討しましょう。

凍結胚輸送にかかる費用

凍結胚移送業者をお探しの方へ

凍結胚の輸送には、現在通っているクリニックと、転院先のクリニックの双方との連携が必要です。

凍結胚の持ち出し(出庫)と持ち込み(入庫)は、それぞれに費用がかかるのが一般的です。手数料の金額はクリニックにより異なるため、事前に確認しておきましょう。

以下は、クリニックに支払う手数料の目安です。

国内輸送 持出(出庫)手数料 22,000円~55,000円
持込(入庫)手数料 22,000円~55,000円
海外輸送 持出(出庫)手数料 110,000円〜
持込(入庫)手数料 110,000円〜

凍結胚は空気に触れると死滅してしまうため、輸送の際には「ドライシッパー」と呼ばれる特殊な容器が必要です。また、凍結胚輸送の専門業者に依頼する場合は、スタッフの人件費、交通費や宿泊費、その他雑費がかかります。

当社では、首都圏内の輸送であれば66,000円にて承っています。

凍結胚輸送に必要なドライシッパーの費用

凍結胚輸送の流れ

ドライシッパーとは、容器内をマイナス150度以下の極低温状態に保ったまま輸送ができる容器のことです。ヒト由来だけでなく動物由来の凍結胚やDNAサンプルなど生体試料の輸送に用いられています。
凍結胚輸送業者を利用せず、自力で凍結胚を輸送する際は、ドライシッパーの購入もしくはレンタルが必要です。

凍結胚輸送の流れ

CryoSend(クライオセンド)では、国内外のクリニックへの凍結胚輸送サービスを承っております。ご相談の流れは、以下の通りです。

当社ウェブサイトの「お問い合わせ」ページの依頼専用フォームから、必要事項を確認のうえ、ご連絡ください。

お客様のご希望に沿った輸送方法を提案いたします。

見積もり送付後、代金をお支払いください。

輸送書類を作成します。(国際輸送の場合は送付先国の規則も確認)

スムーズな輸送のため、双方のクリニックと連絡を取り合い、日程を調整します。

指定日時に、保管先クリニックからお客様の凍結胚を集荷します。

移送先クリニックに凍結胚を輸送します。

お届け完了のお知らせをお送りします。

CryoSendでは、国内だけではなく海外への凍結胚輸送も実績があります。クリニックへの連絡や輸送書類の作成もすべて代行いたしますのでご安心ください。

凍結胚輸送のリスク・注意点

凍結胚は、ドライシッパーを用意すれば、自分で輸送することも不可能ではありません。
専門業者に依頼せず自己輸送すれば、費用を抑えることも可能です。
しかし、凍結胚輸送には紛失や損傷のリスクが伴います。
ドライシッパーは5kg以上の重量があるものが多く、輸送する距離によっては大きな負担となるでしょう。また、輸送中に凍結胚が損傷してしまった場合、元の状態に戻すことはできません。自己輸送の場合はすべての責任を自分で背負うことになるため、肉体的な負担はもちろん、精神的な負担も大きくなるでしょう。

凍結胚輸送は、実績豊富な専門業者に依頼することで、リスクや手間を最小限に抑えることができます。もちろん費用はかかりますので、事前に見積もりを依頼し、費用に納得をしたうえで、信頼できる業者に依頼することが大切です。