転勤族に不妊治療は難しい?転院する時の注意点やポイントを紹介

不妊治療では、結果が出るまで数年に渡って治療を受けるケースも多く治療中に転勤・引っ越しとなると病院を変える必要があるため「転勤族に不妊治療は難しいのではないか」と思う方もいらっしゃいます。

この記事では、転勤族の方が抱えている不妊治療や妊活に関する悩みを紹介し、転勤族の方が不妊治療を受ける方法について解説します。

転勤族の不妊治療・妊活に関する悩み

転勤族の夫を持つ方々は、不妊治療や妊活に関してどのような悩みを抱えているのでしょうか。

慣れない土地でストレスを抱えやすい

いくら転勤族とはいえ、慣れない土地での生活、環境の変化はストレスの原因となります。さらに不妊治療のクリニックを転院するとなると、新しいクリニックにも慣れていかなければなりません。

妊活のタイミングがなかなか取れない

不妊治療や妊活には、夫婦間での協力が必要不可欠です。
しかし、転勤族として働く方は仕事が忙しいケースが多く、望んでいるタイミングで治療を受けられないこともあります。
仕事と不妊治療(妊活)のどちらを優先すべきかと、夫婦間でたびたび話し合いが行われることも珍しくありません。

ステップアップのタイミングが難しい

転勤族の場合、不妊治療の途中で転勤が決まってしまうこともあるでしょう。転勤先から同じクリニックに通うのが難しい場合には、転院しなければなりません。
通い慣れたクリニックで治療を継続できないのは、とても辛いことです。特に体外受精に向けて胚の凍結保存を検討している場合、「転勤したらまた1からスタートしなければならないのか」と不妊治療へのモチベーションが下がってしまうケースもあるでしょう。

転勤族も不妊治療はできる?

転勤族だからといって、不妊治療を諦める必要はありません。続いては、転勤族が不妊治療を続ける方法をいくつか紹介します。

転勤後もクリニックに通い続ける

不妊治療中のクリニックに、信頼できる医師がいる場合には、遠方から同じクリニックに通い続けるのも選択肢の一つです。
遠方だと通うのが大変なのは事実ですが、新幹線代や飛行機代など公共交通費も医療控除の対象となるので、移動にかかる費用の負担を軽減することも可能です。

転勤先周辺のクリニックに転院する

転勤先にも良い不妊治療クリニックがある場合には、転院するのも一つの方法です。
通いやすい場所に良いクリニックがあれば、ストレスなく治療を継続することができるでしょう。
不妊治療中に転院をする際は、通院中のクリニックに紹介状を書いてもらい、検査結果や治療履歴のデータを引き継ぐことで、転院先クリニックでの再検査を省略できるケースもあります。
ただし、紹介状があっても再検査が必要なケースもあるので、転院先のクリニックにあらかじめ確認しておくと安心です。
また、紹介状発行の手続きについては、実際に通っているクリニックによっても違いますので確認してみてください。

体外受精で凍結胚を保存している場合、転勤は難しい?

体外受精のために胚を凍結保存しているときに転勤が決まったら、クリニックに保管している凍結胚はどうすれば良いのでしょうか。

凍結胚を移送する

凍結胚については、クリニック間で移送することができます。以前は凍結胚の持ち出しや持ち込みを禁止しているクリニックも多かったのですが、最近では凍結胚の移送も一般的になりつつあり、ほとんどのクリニックで許可されています。
ただし、凍結胚は極低温管理での保存が必要で、かつ空気に触れると死滅してしまいます。そのため、凍結胚の移送には、容器内にある充填剤に液体窒素を吸収させてマイナス150度以下の状態を長期間維持できるドライシッパーという専用の容器が必要です。

ドライシッパーは生体試料の輸送に用いられる容器のため、購入したり、レンタルしたりして手配することもできますが、凍結胚の移送にあたって紛失や破損、死滅といったリスクも伴います。そのため、転勤に伴う転院・凍結胚移送については、実績とノウハウを持っている専門業者に依頼するほうが安心です。

CryoSend(クライオセンド)は、2009年から体外受精関連サービスの提供を開始し、多くの患者様やクリニックをサポートして参りました。CryoSendの凍結胚移送は、経験豊かな当社スタッフがハンドキャリーで対応します。
最低でも1週間~2週間の間、極低温状態を維持できるドライシッパーを使用し、細胞品質低下や損傷のリスクを低減します。また、温度データロガーによる徹底した温度管理も行います。
さらに、クリニックとの日程調整や提出書類作成などを代行し、お届け時には転院先クリニックの培養士とともに、レポートに記載されている内容と凍結胚が合致するかどうかを確実に確認いたしますのでご安心ください。
日本のみならず海外への凍結胚移送も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

転院先で採取しなおす

凍結胚は必ずしも移送しなければならないわけではありません。
これまでのクリニックで保存したまま、転院先のクリニックで採卵しなおすという方法もあります。
例えば、保存してある凍結胚のグレードがあまりよくないというケースや、これまで通っていたクリニックが遠方で移送費用が高額になるというケースでは、採卵し直すという選択肢もあるかもしれません。

とはいえ、採卵にも費用がかかるので、どちらが良いかはクリニックとよく相談して決めましょう。

転勤族も不妊治療・妊活を諦めない

不妊治療には、年単位で継続した治療が必要となります。転勤族の場合、同じクリニックに継続して通院し続けるのが難しいことは事実です。
しかし、転勤族であっても不妊治療を継続する方法もあります。
新幹線や飛行機を使って通院している方もいれば、転院先で良いクリニックを見つけて、凍結胚を移送する方もいます。
凍結胚の移送は一般的になりつつあり、従来よりも簡単に移送できるようになってきています。
とはいえ、凍結胚の移送にリスクを伴うことも事実なので、実績のある専門業者に任せることをおすすめします。

CryoSendでは、凍結胚や精子、卵子の移送について豊富な実績を誇るIVF関連サービスを提供しています。業界最高水準のドライシッパーを利用し、お客様の大切な凍結胚を相手先クリニックまで丁寧にお運びします。
手荷物としてお運びするハンドキャリーサービスはもちろん、航空輸送にも対応しておりますので、遠方や海外への移送もお任せください。もちろん、クリニックや航空会社に提出する書類の作成も承ります。
凍結胚の移送方法についてご検討中の方は、CryoSendにぜひお気軽にお問い合わせください。

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