妊活中に転勤!単身赴任でも続けられる?転勤族の不妊治療の進め方

妊活中に夫、またはご自身が転勤になることもあるでしょう。
一緒に引っ越す場合や単身赴任をする場合など、状況も様々ありますが、転勤族の妊活治療はどうしたらいいのか?
今回は、妊活中の転勤を乗り越える方法や、転勤先についていく際の凍結胚の移送方法について解説します。

妊活中の転勤、拒否はできる?

妊活中に転勤を言い渡された場合、治療中であることを理由に転勤を拒否することは可能なのでしょうか。

就業規則や雇用契約の内容による

転勤命令を受けたとしても、就業規則や雇用契約書に「転勤はない(職種・勤務地を限定する)」旨の記載がある場合は、拒否することができます。
妊活中であることを説明すれば、理解してもらえる可能性もあるでしょう。
ただし、就業規則や雇用契約書に「業務の都合上、転勤を命じることがある」などの記載がある場合は、原則として転勤を断ることはできません。

家庭の事情を話して再考してもらうことは可能

妊活中の転勤を拒否したい場合、不妊治療を受けている旨を上司に伝え、転勤を再考してもらうこともできます。
とはいえ、実際に不妊治療を理由に転勤がなくなるケースは、それほど多いとは言えません。

妊活中に転勤を言い渡されたら、どうする?

共働きの場合、妻が仕事を辞めて転勤先について行くのか、あるいは夫が単身赴任をするのかは、妊活中の夫婦にとって大きな悩みになります。
妻が仕事を辞めてついていくとなると、転勤先で就職先を探す必要があります。とは言え、不妊治療を継続しながら就職活動をするのはなかなか難しいものです。
妻が仕事を辞めると生活に支障が出る場合など、不妊治療を続けるために単身赴任を選択する夫婦も珍しくありません。

妊活は単身赴任中も続けられる!

夫が単身赴任になると、これまでのような妊活はできないのではないかと不安になる方もいるでしょう。
しかし、単身赴任だからといって、妊活や不妊治療を諦める必要はありません。
続いては、単身赴任中に不妊治療を継続する方法について、具体例を挙げて説明します。

これまでと同じクリニックに夫婦で通い続ける

気軽に行き来ができる程度の距離であれば、これまでと同じ不妊治療クリニックに通い続けることができるでしょう。
タイミング法の場合、クリニックの受診は月に1回の排卵のタイミングとなるケースが多いため、多少距離があってもそれほど苦にはならないケースも多いです。

体外受精にステップアップする

転勤や単身赴任を機に、体外受精へとステップアップするのも一つの方法です。
卵子や精子を凍結保存し、融解して移植する体外受精にステップアップすれば、排卵のタイミングで2人一緒にクリニックに通う必要はなくなります。単身赴任中でも妊活の継続が容易になるでしょう。

一緒に引っ越す場合、妊活中に凍結保存した胚は転勤先に持っていける?

妊活中はもちろん、妊娠・出産・子育てと将来を考えると、夫が居てくれるのは大きな心の支えになります。
不妊治療にあたって卵子を凍結保存している場合には転院と合わせて凍結胚を移送することも可能です。
凍結胚の移送方法には、以下の2つがあります。

自分で移送する

凍結胚の移送には、マイナス150度以下の極低温状態を長期間保つことができる「ドライシッパー」という専用容器が必要です。
ドライシッパーはクリニックや専門業者でレンタルできるケースもあるため、容器の手配ができれば、凍結胚を自分で転院先のクリニックに持っていくことも可能です。
ただし、ドライシッパーは容器内には液体窒素を充填させる必要があるため、公共交通機関には持ち込みができません。自家用車で移動しなければならず、凍結胚の移送には破損や死滅といったリスクもあるため、精神的な負担は大きくなるでしょう。
凍結胚を自分で移送する場合、移送費用が容器のレンタル代のみで済むのはメリットですが、移送に伴うリスクを全て自分で背負わなければならないのは大きなデメリットとなります。

業者に依頼する

凍結胚の移送は、実績豊富な専門業者に依頼することも可能です。
ドライシッパーの手配から移送まですべてを任せられるのはもちろん、クリニック間の日程調整や提出書類の作成なども代行してもらうことができます。
また、凍結胚の移送に慣れた専門のスタッフがハンドキャリーで移送するため、破損や死滅といったリスクの発生を抑えられるのもメリットです。

妊活中の転勤は夫婦でしっかり検討しよう

妊活中に転勤が決まった場合には、夫のみが単身赴任をして不妊治療を継続するのか、転院して新たなクリニックで不妊治療を始めるのかなど、夫婦でしっかりと話し合うことが大切です。
転勤先で新たなクリニックが決まれば、凍結保存している胚は移送することも可能です。
凍結胚の移送は以前よりも簡単にできるようになっているため、まずは通院中のクリニックと転院先のクリニックに相談してみてはいかがでしょうか。
とはいえ、凍結胚の移送は、破損や死滅、紛失などのリスクを伴うものです。自分たちで転院先のクリニックに持っていくとなると、それだけで肉体的にも精神的にも負担がかかってくるでしょう。妊活や不妊治療中の転勤は、ただでさえストレスを感じやすくなります。自分たちで無理に運ぶことはせず、凍結胚の移送は信頼できる専門業者に依頼してみてはいかがでしょうか。

CryoSendは、国内の多くのクリニックへの移送実績を誇る、凍結胚移送サービスを提供しています。業界最高水準の性能を誇るドライシッパーを利用し、経験豊富な専門スタッフがお客様の凍結胚を大切にお預かりし、ハンドキャリーいたします。
もちろん、クリニックとの日程調整連絡や、提出書類の作成の代行も可能です。
妊活中に転勤が決まり、凍結胚の移送についてお悩みの方、移送方法について詳しく知りたい方は、CryoSendまでお気軽にお問い合わせください。

Contact us

弊社へのご質問、ご意見などはお電話またはフォームにてお気軽にお問い合わせください。

いただいた内容により、一部返答できない場合や回答に時間がかかる場合がございます。予めご了承ください。

MENU