不妊治療を続けるなかで、引越しや転勤等で転院が必要になり、「凍結胚を残したまま転院できるのだろうか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
凍結胚の扱いや手続きについては、事前に正しく理解していないと、思わぬトラブルにつながることもあります。
この記事では、凍結胚を他のクリニックに残したまま転院できるのか?という疑問にお答えしつつ、凍結胚輸送の流れや注意点について分かりやすく解説します。
凍結胚を残したまま転院は可能

凍結胚を保管しているクリニックから他院へ転院する場合、新しいクリニックに凍結胚を輸送して、治療を継続することは可能です。
実際、多くの不妊治療クリニックでは、他のクリニックで作成・凍結された胚の受け入れに対応しています。
ただし、すべてのクリニックが受け入れ可能とは限らないため、転院先となる新しいクリニックに移送対応可否について事前に確認しましょう。
また、凍結胚の輸送には専門業者を利用するのが一般的で、液体窒素を使用した専用容器(ドライシッパー)によって厳重に管理されます。
輸送業者の手配や書類の準備は患者自身が行うケースも多く、時間や手間がかかる点には注意が必要です。
さらに、凍結胚の輸送費用は原則として公的医療保険の適用外となり、数万円から十数万円程度の自己負担が発生します。
そのため、転院時に凍結胚を輸送するかどうかは、費用面や治療方針、胚の状態などを踏まえ、医師と十分に相談したうえで慎重に判断することが大切です。
ただし、場合によって医療費控除の対象となる場合や勤務先の会社の福利厚生によって、補助を受けられる場合があります。事前に確認をしておきましょう。
他のクリニックに残した凍結胚を輸送する方法

凍結胚の輸送には複数の手順があり、事前確認や書類準備を怠るとスムーズに進まないこともあります。
ここでは、凍結胚を他院へ輸送する際の基本的な流れを、ステップごとに分かりやすく解説します。
STEP1:転院先の受け入れ確認
最初に、転院先クリニックが他院で凍結された胚を受け入れているかどうかを確認してください。
すべてのクリニックが凍結胚の受け入れに対応しているわけではなく、胚の凍結方法や保存状態によっては受け入れ不可となる場合もあります。
また、受け入れ可能であっても、輸送業者の指定や必要書類が定められていることがあるため、初診予約の前に詳細を確認しておくことが重要です。
STEP2:輸送の意思を伝える
転院先で受け入れ可能であることが確認できたら、現在通院しているクリニックに凍結胚を輸送したい旨を伝えます。
この際、転院理由を詳しく説明する必要はありません。
輸送の可否や院内での手続きの流れ、必要な準備期間について、しっかりと確認しておきましょう。
STEP3:必要書類の準備
凍結胚の輸送には、本人確認書類や同意書、凍結胚に関する情報提供書など、複数の書類が必要になります。
夫婦双方の署名が求められることが多く、記入漏れがあると手続きが進まないため注意が必要です。
また、転院先クリニックから指定された書式がある場合もあるため、両院の指示を確認しながら準備を進めましょう。
STEP4:輸送方法の決定
凍結胚の輸送は、専門の輸送業者を利用するのが一般的です。
液体窒素を使用した専用容器(ドライシッパー)で厳重に管理されるため、安全性は高いとされています。
多くの場合、輸送業者の選定や申し込みは患者自身が行いますが、クリニックから業者を紹介されるケースもあるでしょう。
費用は距離や条件によって異なり、数万円から十数万円程度かかることが一般的です。
STEP5:日程の調整
輸送業者、現在のクリニック、転院先クリニックの三者で日程を調整します。
凍結胚の取り出し日と受け入れ日が一致していないと輸送できないため、慎重な調整が必要です。
特に繁忙期や祝日を挟む場合は希望通りの日程にならないこともあるため、余裕をもってスケジュールを組みましょう。
STEP6:凍結胚の輸送
当日は輸送業者がクリニック間を移動し、凍結胚を安全に搬送します。
患者が立ち会う必要は基本的にありませんが、輸送完了の連絡が入るまで不安に感じる方も多いでしょう。
輸送中は温度管理や衝撃対策が徹底されており、通常はトラブルなく完了します。
STEP7:受け入れ・保管
転院先クリニックに凍結胚が到着すると、状態確認が行われ、問題がなければ保管が開始されます。
その後、治療計画に沿って移植時期が決定されるでしょう。
凍結胚の保管費用や更新ルールはクリニックごとに異なるため、転院後の費用体系についても事前に確認しておくと安心です。
不妊治療中の転院で凍結胚を輸送する際の注意点

凍結胚は、極低温の環境で厳密に管理されている非常にデリケートな存在です。
わずかな温度変化や衝撃が品質に影響を与える可能性があるため、輸送には細心の注意が求められます。
特に、不妊治療中の転院では「無事に移せるのか」「胚に影響はないのか」と不安を感じる方も多いでしょう。
凍結胚の輸送は、液体窒素を使用した専用容器(ドライシッパー)があれば、患者自身が持ち運ぶこともできます。
しかし、輸送中も温度管理や振動対策を徹底しながら輸送しなければならず、輸送日程の調整や必要書類の準備など、想像以上に手間がかかる工程もあります。
そのため、凍結胚輸送は専門業者に依頼するのがおすすめです。
CryoSend(クライオセンド)では、検体輸送に精通したスタッフがハンドキャリーで凍結胚を安全に運搬します。
輸送中は液体窒素を用いた専用容器(ドライシッパー)によって適切な温度管理が徹底され、移動中の衝撃や外気温の影響を最小限に抑えます。
その結果、長距離の移動であっても凍結状態を安定して保つことが可能です。
また、CryoSendでは、クリニック間の連絡や輸送日程の調整、必要書類の確認・準備もサポートし、複雑な手続きによるストレスや負担を軽減します。
凍結胚の輸送は、ぜひCryoSendにご相談ください。
他のクリニックに残した凍結胚の輸送はCryoSendにご相談ください

凍結胚を残したまま転院を検討する際、「安全に輸送できるのか」「どこに依頼すればよいのか」と不安を感じる方は少なくありません。
凍結胚は非常に繊細であり、専門的な温度管理や輸送体制が必須のため、実績のある専門業者を選ぶことが重要です。
CryoSendは、凍結胚や凍結卵子、凍結精子などの医療用検体輸送を専門に扱っており、国内外の多くのクリニックと連携実績があります。
液体窒素を用いた専用容器による厳格な温度管理のもと、輸送計画の立案から日程調整、クリニック間の連携まで一貫してサポートいたします。
凍結胚を残したまま転院するかどうかは、治療計画や費用、精神的な負担も含めて慎重に判断する必要があります。
凍結胚輸送について不安や疑問がある方は、ぜひCryoSendにお気軽にご相談ください。